治療の組み合わせ

薬抗がん剤治療もNK細胞療法もそれぞれにメリットとデメリットがあるのですが、この二つの異なる性質を持つ治療法を組み合わせればもっと高い治療効果を得ることができるのではないか、と思った方もおられると思います。抗がん剤治療によってがん細胞の増殖を抑え、その隙にナチュラルキラー細胞ががん細胞を殲滅してくれれば効果的に治療ができるのでは、と思った方は多いはずです。では、実際のところ抗がん剤治療とNK細胞療法を組み合わせて行うことはできるのでしょうか。

実は、抗がん剤治療とNK細胞療法との組み合わせはあまり推奨されていません。そもそも抗がん剤は正常な細胞の遺伝子にもダメージを与えることがありますし、点滴で体内に戻したナチュラルキラー細胞もダメージを受ける可能性があります。これが推奨されない一つの理由と言えるでしょう。

また、抗がん剤によって一時的に異常な細胞となった正常な細胞をナチュラルキラー細胞が攻撃してしまうという恐れもあります。こうした理由から抗がん剤治療とNK細胞療法を組み合わせて行うことはあまり推奨されていません。ただ、これは病院や医師の判断によるところも大きいでしょうから、絶対にダメということではないのかもしれません。